2021年2月8日(月)、マジカルねこガールズの「マジカル・キッシュ」「マジカル・シャルル」の★7へんしんが解放されました。今回は、★6からどのように変わったのか、また、どういった使い方ができるのかを考えてみます。
カード情報から読み取れる内容
今回の記事では、「マジカル・シャルル」を取り上げていますが、他の属性に関しても同様と考えられます。今回は、代表的に「マジカル・シャルル」で表記させていただきます。
リーダースキル効果:開幕ネクスト変換2T
★6の時点で既に持っていた効果ですが、★7ではスタート時と次の1ターン目まで、ネクストぷよを自身の主属性と同じ色のぷよ1色に変換します。
ステータスに対しては、自身の主属性と同じ属性を対象に攻撃力と回復力を3.5倍にします。体力は倍化しません。
スキル:スキル砲(自身の攻撃力+回復力を参照)
自身のステータス…攻撃力と回復力の合計値をもとに与ダメージ値を計算し、攻撃するスキルです。デッキを組む際は、★7「マジカル・シャルル」だけでも攻撃力が倍化されていればよく、例えば「マジカル・シャルル」にはコンビネーションボーナスを付与させたり、「影山飛雄」「木之本桜&ケロちゃん」の隣に配置するようなデッキの組み方になります。
また、攻撃力+回復力の合計値という点から、ギルイベで登場する攻撃回復逆転ステージ(以下、逆転ステージ)においても変わらず使えるスキルです*1。
★7へんしんにより、スキル発動ぷよ数が40から35に減っています。このシリーズは、ねこガールズの亜種扱いであり、スキルLv.MAXを狙った育成をしていき、スキル発動数:30で育成したいところです。
注意点
このスキルを発動した後、自身は状態異常:スキル封印に陥ります。状態異常:スキル封印を受けている間は、スキル発動ぷよ数を減らすことができなくなります。よって、もう一度スキルを撃ちたくても、1ターンは必ず待つことになります*2。
比較例:くのいちシリーズ
くのいちシリーズも、似たようなスキルです。こちらは、自身のこうげき値✕ 12の15連撃(実質:180倍)となります。
マジカルねこガールズでは、実質:210倍となり、ギルイベのような単体ボスであれば、くのいちシリーズよりも大きいダメージを与えることができます。
エンハンス役の考察
ここでは、スキル発動ぷよ数のことを考えずに、倍化率について触れます。
マジカルねこガールズは、攻撃力と回復力の合計で攻撃することから、攻撃力と体力を倍化させるスキル…例えば、医者シリーズとの組み合わせを検討してみたくなります。ところが、マジカルねこガールズがこうげきタイプであることから、ステータス値:かいふくは低く設定されています。そのため、通常ステージにおいては、回復力倍化を無理に起用するよりも、攻撃力を大きく倍化するスキルを選択した方がダメージが出ます👇
逆転ステージ下では、ステータス値に補正がかかるため、場合によっては回復力も倍化するスキルの方がいい場合があります👇
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デッキ考察
★7マジカルねこガールズのつかいみち
- リーダー起用する場合は、主属性メインのデッキを構築
- 開幕ネクスト変換(2ターン分)で、スキル発動促進が狙える
- デッキを構築する時は、マジカルねこガールズにコンビネーションボーナスが発生するように配置したい
- 逆転ステージでも起用できそうなスキル砲
主属性メインデッキ
リーダースキル効果を活かすために、マジカルねこガールズをリーダー起用したいところです。
今回は「マジカル・シャルル」を例に挙げています。サポーターは、「あんどうりんご」を起用してみます。ここで狙っているのは、「あんどうりんご」のもつリーダースキル効果:なぞり消し増と初回スキル発動ぷよ数の減少です。「あんどうりんご」以外では、「クローラス」でも意図は同じになります。
上記例は、当然ながら「マジカル・シャルル」のスキルによる攻撃です。スキルの内容から「マジカル・シャルル」の攻撃力だけを上げればよく、「影山飛雄」のようなスキルとの相性が良いです。
また、デッキに色々と入れていますが、「マジカル・シャルル」のスキル発動数を意識するのなら、同じスキル発動ぷよ数で揃う「影山飛雄」「ルーダ」のスキルを使うのが精々で、条件エンハンス(条件付き攻撃力倍化)ではスキル発動ぷよ数が揃わず、「マジカル・シャルル」の特徴を活かせません(;2020年2月現在において)。
威力の目安:通常ステージ
まず、「マジカル・シャルル」のスキルでベースとなる値…「こうげき」+「かいふく」の値を求めてみます👇
次に、「マジカル・シャルル」のスキルだけを発動したときのダメージ試算値は、
- 372,778 ✕ 210 ≒ 0.78億
と求められました。
これに、「影山飛雄(8.0倍)」「ルーダ(怯え:2.0倍)」のスキルを重ね掛けすると、下記の通りとなります。
- 2.0倍:「ルーダ」: 1.56億
- 8.0倍:「影山飛雄」: 6.24億
- 16.0倍:「ルーダ」✕「影山飛雄」: 12.48億
条件エンハンスを使用するなら、「マジカル・シャルル」ではなくても良いと考えられます(例えば、同じようなスキル攻撃なら「大勇者ラグナス」、スキル:プリズム砲の「ラフィソル」など)。
威力の目安:逆転ステージ
逆転ステージでは、こうげき値とかいふく値にそれぞれ逆転補正がかかると考えられます。 その場合、逆転ステージでは若干威力が落ちます。マジカルねこガールズのスキルは、「こうげき」+「かいふく」の値の合計ですが、それぞれに対して補正がかかると考えられます。
ここでも、「マジカル・シャルル」のスキルでベース値…「こうげき」+「かいふく」の値を求めてみます👇
「マジカル・シャルル」のスキルだけを発動したときのダメージ試算値は、
- 211,820 ✕ 210 ≒ 0.44億
と求められました。
これに、「影山飛雄(8.0倍)」「ルーダ(2.0倍)」のスキルを重ね掛けすると、下記の通りとなります。
- 2.0倍:「ルーダ」: 0.88億
- 8.0倍:「影山飛雄」: 3.52億
- 16.0倍:「ルーダ」✕「影山飛雄」: 7.04億
このデッキの利点
「マジカル・シャルル」がリーダースキル効果:開幕ネクスト変換✕2ターンあるため、上部を横一線になぞるだけでスキルが溜まっていき、スキルを発動させることができます*3。つまり、スキル発動までがとても楽な割にこの威力を出せるのが利点となります。
このデッキの対応可能範囲
ただし、ギルイベでこのデッキを使おうとするなら、全盾(5属性すべての盾)を持たない敵……今までの傾向によれば、1000体目以前でのデッキ採用となります。敵が属性盾を持っていた場合、ダメージ値は100分の1になってしまうのですが、上記の試算値に適応してみると有効なダメージにはなりえません。
飽く迄、マジカルねこガールズは早くスキルを撃ちやすいことが最大の特徴と考えられます。これ以上の威力を望む場合は、マジカルねこガールズを起用するよりも、別の手段……例えば、スキル:プリズム砲をメインにしたデッキを採用した方が良いです。
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多属性デッキ
無理矢理な感じはありますが、参考までに多色デッキで組んだときのことを考えてみます。
威力の目安:多色デッキ(通常)
「影山飛雄」や「木之本桜&ケロちゃん」のような、マジカルねこガールズに対して攻撃力を大きく倍化するカードは種類が少ないため、これらを採用したい場合は、多色デッキを組むことも考えられます。
スキル発動を促進するために、通称:蒸気すずらんを採用してみました。色々と豪華すぎる感じがしますが……一応、ダメージ値を試算してみます。
「マジカル・シャルル」のスキルだけを発動したときのダメージ試算値は、
- 615,796 ✕ 210 ≒ 1.29億
と求められました。
これに、「木之本桜&ケロちゃん(9.0倍)」「蒸気都市のりすくま(脱力:2.5倍)」のスキルを重ね掛けすると、下記の通りとなります。
- 2.5倍:「蒸気都市のりすくま」: 3.22億
- 9.0倍:「木之本桜&ケロちゃん」: 11.61億
- 22.5倍:「蒸気都市のりすくま」✕「影山飛雄」: 29.02億
さらに、「クローラス」のスキル:被ダメージ倍化(4.5倍)を使うと
- 11.25倍:「蒸気都市のりすくま」✕「クローラス」: 14.51億
- 101.25倍:「木之本桜&ケロちゃん」✕「蒸気都市のりすくま」✕「クローラス」: 130.61億
となります。ここでようやく100億に達することができたため、属性盾を持った敵に1.30億のダメージを与えることができます。更にここで、スキル:盾破壊 を使える「セリティ」のスキルを使えば、4.55億のダメージを与えることができます。
威力の目安:多色デッキ(逆転)
逆転ステージを想定では、「マジカル・シャルル」のスキルだけを発動したときのダメージ試算値は、
- 316,617 ✕ 210 ≒ 0.66億
となり、ここからスキルを重ねがけすると、
- 11.25倍:「蒸気都市のりすくま」✕「クローラス」: 13.20億
- 101.25倍:「木之本桜&ケロちゃん」✕「蒸気都市のりすくま」✕「クローラス」: 66.82億
属性盾を持った敵に0.66億のダメージを与えることができ、スキル:盾破壊を使える「セリティ」のスキルを使えば、2.31億のダメージを与えることができます。
逆転ステージ下における威力
※21/09/21 追記。
マジカルねこガールズのスキルは、ステータス:こうげき値&かいふく値の合計をベースにダメージが算出されることから、攻撃回復逆転ステージ(以下、逆転ステージ)でも発揮できると考えられます。
ただし、逆転ステージでは公には明かされていない下記の補正がはたらくため、同じダメージ値にはなりません。
- こうげき値が2分の1
- かいふく値が2倍
ここで、質問のコメントをいただきました件、逆転ステージ下においてダメージ値が高くなるのは、”攻撃特化” と”回復特化”のどちらなのかを確認してみます(とっくんボード上のステータス選択で特化させます。)。
通常ステージにおいては、当然ながら”攻撃特化”の方が強くなります。一方、逆転ステージでは、各ステータスに補正が掛かってしまうことから、”回復特化”の方が強くなります。なお、逆転ステージでは、通常ステージよりもダメージを出せないことも判ります。
しかし、マジカルねこガールズのスキルだけを発動するのは考えにくく、スキル:攻撃力倍化のようなスキルと組み合わせて使うでしょう。
その場合の”こうげき+かいふく”の値について確認してみます。
マジカルねこガールズ単体で見れば”回復特化”の方が強く見えたのですが、結局、攻撃力を倍化するスキルを使用すると”攻撃特化”の方がダメージが出せることが分かります。
よって、逆転ステージを考慮しても、”攻撃特化”の方がダメージを出せるという結論に至りました。
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更新履歴
- 21/09/21:追記(逆転ステージ下における威力)
- 21/02/16:エンハンス役の考察の項を追加
- 21/02/13:新規作成