公式キャラでちゃん付けって珍しいですね。今回はトレンドガールニナちゃんがどれだけのダメージが出せるのか、デッキ内容も含めて検証してみました。主にギルドイベントでたまに遭遇する攻撃回復逆転ステージを想定した記事内容になっています。また、そのステージでよく使う闇天使のスキルについても触れています。一緒に見ていきましょう。
目次
検証
起用する場面は逆転ステージ
本家のニナちゃん(以下、本家ニナ)は闇天使シリーズのうちの一人であり、攻撃回復逆転ステージ(以下、逆転ステージ)における必須カードと言われています。今回のトレンドガールニナちゃん(以下、TGニナ)も本家ニナと同様に「かいふく」を参照するスキルになっているため、直感的に逆転ステージで使えるのではないのかという発想に至ると思われます。
ところで、逆転ステージ下におけるエンハンス系のスキルは、説明文中にある「こうげき」「かいふく」は逆転しません*1。ただ、逆転ステージ下における闇天使シリーズのスキルは、攻撃力側を参照しているように見えます。スキル説明文の中身が逆転しているかのように見えてしまうんですよね……。正直に申し上げると、私は理屈ではなく状況証拠でこの動きを覚えてしまってます。
よって、逆転ステージ下で本家ニナのスキルを強化するには、すずらんシリーズのような攻撃力を倍化するスキルを適用します*2。
逆転ステージを想定したダメージ試算
使用したカードは下記の6枚です。以下、逆転ステージを想定した文章になっていますのでご注意ください。逆転ステージを想定する際によく使うのが、ラビットダンサーシリーズです。今回、アスワドをリーダーに据えます。
また、今回使用するステータス情報(こうげき値)も下記表にまとめます。ステータスは「こうげき」値を記載しています。リーダースキル効果(LS効果)、コンビネーションボーナス(コンビ)、タワーボーナス(タワボ)をあらかじめ計算しました。合計値は「114,871.163」と求められました*3。
ここで、本家ニナとTGニナのスキルを確認します。
- 本家ニナ:ランダム対象に紫属性カードの 「かいふく」の合計×10の6連続属性攻撃
- TGニナ:相手単体にフィールド上のハートBOXの数×「ガールズ」と「はばたき」の「かいふく」の合計×5
本家ニナの方は、先ほど上記で求めた合計値「114,871.163」をそのまま参照します。ここから10倍に掛け算した数値で6回連続攻撃することになります。
114,871.163 x 10 x 6 = 1,148,711.63 x 6
画面には「1148711」と表示されるはずです。後で確かめます。
次に、TGニナの方を計算します。TGニナは、ステータス値をかき集める対象が「ガールズ」「はばたき」に指定されています。今回の私のデッキでは、シグレが対象外です。
TGニナが参照するステータス値の合計は、「109,007.931」と試算されました。これにハートボックスの数と5倍に掛け算した値が画面に表示されるはずです。後で確かめます。
とにかく実際に撃ってみた
まずは、本家ニナちゃんから撃ってみます。
画面に表示されている値は、「1148711」 でした。先ほど試算した値と一致しました!
次に、TGニナちゃんを撃ってみます。
画面に表示されている値は、「1090079」でした。試算した値が「109,007.931」でハートBOXの数が2個だったので、
「109,007.931」x2 x5 = 109,0079.31 ≒ 1090079
こちらも、先ほど試算した数字および考え方が一致しました!
攻撃力倍化スキル検証
ニナちゃんのスキルを強化するのは、攻撃力倍化のスキルです。今回は、★7フェーリで3.5倍にします。本家ニナだけでなく、TGニナの方も同様に倍化できるかを確認します。(先ほどと同様に、盤面内のハートBOXは2個です。)
1,148,711.63 x 6 x 3.5 = 4,020,490.7 x 6 ≒ 4,020,490 x 6
109,007.931 x2 x5 x 3.5 = 3,815,277.58 ≒ 3,815,277
どちらのスキルも3.5倍になっていることが確認できました。
強さの考察
ようやくスキルのダメージ値の算出方法が明らかになりましたので、実際にどう使うかを考えていきます。
まず、TGニナは本家ニナ(★7ニナ)を超えることができるのでしょうか?というのも、さきほどは数値の検証をしていた関係上、6回連続攻撃の部分を敢えて計算していませんでした。先ほどのデッキで本家ニナが出せる実質のダメージは、下記2400万です。
4,020,490.7 x 6 ≒ 24,122,944
上記の状態で本家ニナを超えようとするには、ハートBOXの数を増やすしかありません。2400万を超えるには、どれだけのハートBOXを増やせばいいのでしょうか?以下、計算してみます。
TGニナ:相手単体にフィールド上のハートBOXの数×「ガールズ」と「はばたき」の「かいふく」の合計×5
「ガールズ」と「はばたき」の合計は、109,007.931 だったため、
24,122,944 ÷ 5 ÷ 109,007.931 = 44.25..
45個。これは、盤面がほぼハートBOXで埋まっている状態です。敵側が盤面を大量のハートBOXに変換するような状況下にないと、かなり厳しいです。そこで、デッキをもう少し良い条件で考えます。シグレ→きはくのペルヴィスにかえると、ガールズコンビネーションを発動します。また、TGニナのスキルの対象に含まれます。
本家ニナとTGニナの参照する値が同値になりました。本家ニナとTGニナとの差は、純粋に倍率だけを意識することになります。参照すべき値をA(=158234.227)、ハートBOXの数をHとすると、
本家ニナ:ランダム対象に紫属性カードの 「かいふく」の合計×10の6連続属性攻撃
TGニナ:相手単体にフィールド上のハートBOXの数×「ガールズ」と「はばたき」の「かいふく」の合計×5
- 本家ニナ:A × 10 × 6 = A × 60
- TGニナ:A × H × 5
なんと、ハートBOX12個用意するだけでよくなりました。先ほどの45個より大分マシです。盤面の状況次第でTGニナは本家ニナと同等の威力が出せる……という結論にはなりそうです。しかし、ハートBOXを用意するのは大変です。マオver.聖夜のスキルを使ったとしても、ハートBOX8個変換です。あと4個足りません。また、上記のシグレからきはくのペルヴィスに入れ替えただけで、「45個」から「ハートBOX12個用意するだけ」になったことから、本家ニナよりもデッキの組み方がシビアです。
最後に
いままでステータス値とダメージ値しか見ていませんでしたが、そもそもTGニナは★6であり、本家ニナは★7です。条件さえ整っていれば本家ニナに迫っているという点から、★6にしては強いカードだと言えます。