12月10日(木)、ぷよテト2コラボより「マール」がリリースされました。攻撃力倍化の内容と同様、初見/文面でははっきりしない点(下記)があり、今回の記事で検証していきます。
- バリアによるダメージ軽減率は変動するのか
- バリアは毒や無属性攻撃に対して有効か
- バリアは属性盾と重ね掛けできるのか
なお、 攻撃力倍化に関しては、別記事を起こしています👇
準備Ph.
マールのスキル内容
今回注目すべきは、新スキル:バリアによるダメージ軽減率の計算方法です。
ダメージの軽減率は、(ハートBOX+固ぷよの数)✕ 2% で求められます。例えば、ハートBOXが5個あると、5 ✕ 2% = 10% 軽減……要は、ダメージが90%になります。*1
基本的な計算方法は分かるのですが、変動要素や軽減対象を把握したいところです。
検証方法
盤面内のハートBOXの数を調整
今回は「マネージャーのドラコ」でハートBOXを生成し、その後「マール」のスキルを使います。
AD
検証Ph.
ダメージ軽減率は変動するのか
この節では、「バルトアンデルス」からの攻撃を受けてみます。
何もスキルを発動していない状態で受けたダメージが24、「マネージャーのドラコ」「マール」のスキルを使うと 7 のダメージを受けました。
ハートBOXの数が35個あるため、35 ✕ 2% = 70%の軽減率…ダメージは30%になっているはずです。ダメージの数値が小さくて微妙ですが、計算してみると、
- 24 × 30% = 7.2
となり、画面上の値とほぼ一致していることがわかります(小数点以下の値は切り捨てられています。)。
「マール」 が張ったバリアの有効ターン数はまだ残ってます。そこで、ハートBOXを削って見た後、受けるダメージに変化があるか確認してみると・・・
受けるダメージが9になっていました。ハートBOXが減った分だけ、ダメージ軽減率が下がったようです。念のため計算してみます。ダメージが9だったときのハートBOXの数は30個だったので、ダメージ軽減率は 30 ✕ 2% = 60% でダメージは40%になっているはずです。
- 24 × 40% = 9.6
攻撃力の倍化率はスキル発動時点で決定(固定)していたのですが、ダメージ軽減率はダメージを受けた時点の盤面の状態で変動することがわかりました。
予習記事では、攻撃面と防御面が両立しないと書いていたのですが、攻撃力を倍化した後にハートBOXを増やせば防御力を上げることができ、両立させることは可能です。……しかし、そんな場面は今後起こりうるのでしょうか?
AD
毒や無属性攻撃に対して有効か
検証に使ったステージは、とことんの塔・黄18Fです。常に毒のステータス付与がされ続けるステージです。このステージで受ける毒のダメージを確認していきます。
マールだけに注目してみると、868のダメージでした。
次に、下記の盤面の状態&「マール」のスキルを使った後のダメージ値を確認します。
このとき「マール」が受けた毒のダメージは538でした。「バリア」を張る前:868よりも減っています。ハートBOXの数が19個でしたので、ダメージ軽減率は 19 ✕ 2% = 38% でダメージは62%になっているはずです。
- 868 × 62% = 538.16
以上より、バリアが毒のダメージに対しても有効であることが分かりました。
次に、無属性攻撃に対しての軽減率を確認します。下記の盤面で、敵がおじゃまぷよ砲を撃ってきました。盤面にあるおじゃまぷよの数は8個です。
画面に表示されている説明文に基づけば ダメージは 8 × 1500 = 12000 となるはずです。しかし、実際に受けたダメージは 11279 で減少しています。そして、ハートBOX:19個から求められるダメージ軽減率:62%から計算すると…
- 12000 × 62% = 7440
……あれ?画面内の数値と一致しませんでした。果たして画面上に表示されている 11279 がどのように求められるのかですが、おじゃまぷよ砲が発動して盤面がリセットされた後(右側の画像)のハートBOXの数:3個で計算されているように見えます。ハートBOXの数が3個であれば、ダメージ軽減率は 3 ✕ 2% = 6% でダメージは94%になります。
- 12000 × 94% = 11280
ほぼ一致しています。以上より、「マール」のスキルとハートBOX生成のスキルを組み合わせて、おじゃまぷよ砲を防御できないことが分かりました。確かに、一番初めの検証で”ダメージ軽減率はダメージを受けた時点の盤面の状態で変動する”の通りの動きにはなっているため、仕様通りにも見えます。念のため、公式へ問合せ中です。回答をいただき次第、追記いたします。
※2020/12/11(金)18:10追記。上記の動きは仕様通りという回答を、公式問合せ窓口からいただきました。
AD
属性盾と重ね掛けできるのか
次に、スキル:属性盾とバリアが併用できるかどうかを確認します。
スキルを何も使っていない状態で、敵の固定ダメージ攻撃1撃:1232 でした。以降、スキルを使っていき、この固定ダメージが軽減できるのかを確認していきます。
スキル:属性盾は、「井上織姫」を使わせていただきました。「井上織姫」の属性盾は、すべての属性攻撃に対してダメージを50%カットできます。
※左側:https://puyopuyoquest.sega-net.com/news/180511_49718.html
下記の盤面にて、「マール」と「井上織姫」のスキルを使いました。敵の固定ダメージ攻撃1撃は 344 になりました。
「マール」側は、ハートBOXの数が22個あるため、22 ✕ 2% = 44%の軽減率…ダメージは56%になります。元々のダメージ値:1232 から求められるか確認してみます。
- 1232 × 56% × 50% = 344.96
計算結果と画面内の数値がほぼ一致していることが確認できました。
以上より、「マール」 のスキル:バリアとスキル:属性盾は重ね掛けできることがわかりました。
AD
結論
- バリアは、ダメージを受けるタイミングの盤面で決定するため、ダメージ軽減率は変動する
- バリアは、毒や無属性攻撃に対して有効である
- バリアは、属性盾と重ね掛けできる
- おじゃまぷよ砲による攻撃は、盤面リセット後の盤面で軽減率が決定する
おじゃまぷよ砲によるダメージ軽減率に関しましては、念のため、公式へ問合せ中です。
攻撃力倍化の検証記事はこちら👇
カードがリリースされる前の書いた記事ですが、カードの分析記事はこちら👇
*1:ぷよクエの盤面は最大48個であることから、軽減率は最大96%です。……ただ、そんな行き詰まったような盤面にはならないとは思いますが。