2021年3月22日(月)、蒸気と暗闇の塔のイベント開催とともに、「蒸気都市のシェルブリック3世」が新登場しました。いわゆるさかな王子ですが、本名が「サアルデ・カナール・シェルブリック3世」なので…。
今回の記事では、カード情報をもとに「蒸気都市のシェルブリック3世」の起用の仕方を考えてみます。
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カード情報から読み取れる内容
リーダースキル効果:条件付きチャンスぷよ生成
”スタメンのタイプ数が1種類の場合”とありますが、そもそも「蒸気都市のシェルブリック3世」がバランスタイプです。そのため、バランスタイプ以外のタイプがスタメンに含まれているとステータスは倍化されません。メインのデッキとして機能させたいのであれば、結局バランスタイプのみでデッキを組む必要があります。
また、「蒸気都市のセリリ」のように、盤面にチャンスぷよがなかった場合、自動的にチャンスぷよを生成する能力も持っています。
スキル:攻撃力倍化+状態異常付与(怯え+麻痺)
リーダースキル効果でのステータス倍化対象に縛りがあったように、攻撃力を倍化できる対象もバランスタイプのみです。加えて、付加効果として状態異常(麻痺&怯え)があります。
ノーマル時とフルパワー時の違いは、攻撃力の倍化率が上がるだけでなく、敵単体から敵全体に効果が広がる点です。ただし、有効ターン数自体はノーマル時と差がありません。そのため、フルパワーを発動するのは、倍化率を上げる時と複数の敵に状態異常を付与したい場合となります。
* * *
今回の内容は、「キングオブさかな王子」のときにも見掛けたスキル:攻撃力倍化とスキル:状態異常付与を組み合わせたものと類似しています。状態異常付与されるものに怯え(被ダメージ2倍化)があるため、例えば★7フルパワーでは 5 ✕ 2 = 10倍 と見ることもできるかもしれません。しかし、昨今のぷよクエでは、怯えよりも上位となる脱力(被ダメージ2.5倍化)もあります。状態異常によるダメージ倍化という点では、通称:蒸気すずらんと役割が被ってしまいます。また、バランスタイプ縛りで5倍の攻撃力倍化を得たいなら、真理の賢者シリーズもあります。
よって、「蒸気都市のシェルブリック3世」を起用する際は、攻撃力を倍化しつつ状態異常を付与できる役割を他のカードとうまく分離/分担させる必要があります。
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デッキ考察
蒸気都市のシェルブリック3世のつかいみち
- リーダー起用する場合、スタメンはバランスタイプで統一する必要がある
- 盤面にチャンスぷよが無ければ、チャンスぷよを自動的に生成できる
- バランスタイプの攻撃力を倍化するスキル
- 攻撃力を倍化するだけでなく、状態異常を付与することもできる
- 敵全体に状態異常を付与したいときは、フルパワーで発動させる
公式デッキ参考
公式サイトに掲載されていたデッキは多色デッキでした。ただ、5色揃えるメリットは特になく、できれば弱点の属性を減らすような組み方をした方がよいでしょう。このデッキでは「ローザッテ(黄属性)」のスキル:条件付き攻撃力倍化において、達成条件が3色同時攻撃となっているため、一応、副属性を含めて3色用意することだけ注意します。なお、実際のぷよ消しによる攻撃では、メインの攻撃方法はスキル:ワイルド化を使用することを想定し、同時消し/分離消しだけに注力します。
また、上の公式デッキ例では「ヴィオラ(紫属性)」「ローザッテ(黄属性)」の有効ターン数:1 が少なくて心許ないと感じるのであれば、下記のように組むことも考えます👇この場合、有効ターン数:2となります。
黄属性限定デッキ
黄属性かつバランスタイプで組むことも考えられます。「蒸気都市のウィッチ」と「蒸気都市のシェルブリック3世」のリーダースキル効果で、スキル発動も楽になるでしょう。
草木のオイルを利用したスライドデッキ
「蒸気都市のシェルブリック3世」の盤面にチャンスぷよを生成するリーダースキル効果を活かしてスキルを貯めていきます。
2021-03-29 08:29:07 訂正および追加
そもそもの前提であるバランスタイプ縛りのデッキで組むことを無視していますが、草木のオイルシリーズのリーダースキル効果でターンプラスして敵の行動を抑えてしまえば、ステータスの倍化は気にしなくてよいはずです*1。また、このデッキはスキルの内容やスキル発動ぷよ数の関係上、草木のオイルシリーズや大神官シリーズが★7必須であり、状況によってデッキ内をうまく色合わせしてください。
一応、大まかなシナリオは下記のとおりです。
- 草木のオイルシリーズのリーダースキル効果により、敵の行動をターンプラスさせる
- 蒸気都市のシェルブリック3世のリーダースキル効果によって生成したチャンスぷよを利用しつつ、スキルを貯めていく
- 大神官のスキルを発動し、スキル発動数を減少させる
- 草木のオイルシリーズのスキルを発動させ、スキル発動を促進する
デッキスライド役のスキルが貯まったら、控えのデッキを表に出します。スライドさせる前に、「蒸気都市のシェルブリック3世」のスキルを発動して怯え&麻痺を付与できると良いでしょう。当然ながら、控えのデッキは、バランスタイプを揃えます。
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最後に
「蒸気都市のシェルブリック3世」のリーダースキル効果をうまく利用し、役割を重複させずにデッキが組めると良いでしょう。
*1:唯一気にすべきは、先制攻撃がある場合。