2021年1月1日(金)に新登場した「もっとあやしいクルーク」のスキルで生成できる連鎖のタネに関する考察記事です。連鎖のタネを使ってどれぐらいの倍率・ダメージを出せるのかを検証してみます。
「もっとあやしいクルーク」のリリース前の予習記事はこちら👇
準備Ph.
スキルの内容を確認
「もっとあやしいクルーク」は攻撃力を倍化するだけでなく、連鎖のタネが盤面にセットされます。スキル:攻撃力倍化としては現時点で最上位なのですが、できることならこの連鎖のタネも利用できないかを考えてみます。
また、今回の連鎖のタネは、「チャーミードラコ」とは違う盤面であり、大体11連鎖の盤面になるようです*1ので、これを前提に検証/考察していきます。
動作検証方法
今回検証したい内容は、 「もっとあやしいクルーク」が用意できる連鎖のタネ(11連鎖)で出せる倍率についてです。今回は、下記の2点について出してみます。
- スキル:ワイルド化を使用したとき
- 「日向翔陽&影山飛雄」のスキルを使用したとき
倍率を出した後は、ダメージも試算していきます。
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検証Ph.
スキル:ワイルド化を使用したとき
スキル:ワイルド化が対象のカードに適用されると、どの色ぷよを消しても自属性の扱いになります。これを使って「もっとあやしいクルーク」の連鎖のタネを素直に11連鎖させると、算出される倍率は22.3倍になります*2。
ただ、ぷよクエでは単純に連鎖させることよりも、同時消し/分離消しによって大ダメージを狙うことが度々あります。例えば、今回の「もっとあやしいクルーク」のスキルを発動した後、下図の矢印線のように同時消し/分離消しを狙うことができます。
上の図では4分離になります。なぞり消し増があったら、もっと分離消しができそうです。ここで、分離数ごとの倍率は下記の通りとなります(;各色ぷよは4個ずつ消えたものとする)。
- 4分離:16個消し:11.2倍
- 5分離:20個消し:17.0倍
- 6分離:24個消し:24.0倍
・・・これだけを見ると素直に11連鎖させた方が楽に見えます。やはり同時消しをメインの攻撃にしたいのなら、スキル:同時消し係数倍化を持つカードと組み合わせるべきです。ぷよクエで用いられているダメージ計算式上、同時に消えるぷよの数によって倍率が上がる仕組みになっているからです。
各同時消し係数倍化によって得られる倍率は下記となります。
分離数 | 同時消し係数倍化 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
1.0 | 4.0 | 5.0 | 5.5 | 6.0 | 6.5 | |
4
|
11.2
|
32.8
|
40.0
|
43.6
|
47.2
|
50.8
|
5
|
17.0
|
53.0
|
65.0
|
71.0
|
77.0
|
83.0
|
6
|
24.0
|
78.0
|
96.0
|
105.0
|
114.0
|
123.0
|
日向翔陽&影山飛雄のスキルを使用したとき
以前、「日向翔陽&影山飛雄」のスキル内容を検証した際、ネクスト変換された色ぷよが最後に落下して消えたときに倍率が跳ね上がるという結論に至りました。
今回もそれに倣って★7「日向翔陽&影山飛雄」のスキルを使い、前節で使用した盤面で試算してみます。例えば12連鎖目で赤ぷよ8個が消えるとすると、その倍率は、、、
- 7連鎖目:2.60 ✕ {1 + (4-4) ✕ 0.15 } ✕ 5.5 = 14.30倍
- 9連鎖目:3.00 ✕ {1 + (4-4) ✕ 0.15 } ✕ 5.5 = 16.50倍
- 12連鎖目:3.60 ✕ {1 + (8-4) ✕ 0.15 } ✕ 5.5 = 31.68倍
- 合計:62.48倍
さらに、スキル:同時消し係数倍化を使用した時の倍率を算出してみました👇
倍率 | 同時消し係数倍化 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
5.5 | 1.0 | 4.0 | 5.0 | 5.5 | 6.0 | 6.5 |
7連鎖
|
14.3
|
14.3
|
14.3
|
14.3
|
14.3
|
14.3
|
9連鎖
|
16.5
|
16.5
|
16.5
|
16.5
|
16.5
|
16.5
|
12連鎖
|
31.68
|
67.32
|
79.2
|
85.14
|
91.08
|
97.02
|
合計
|
62.48
|
98.12
|
110.00
|
115.94
|
121.88
|
127.82
|
必ずしも7連鎖目と9連鎖目が赤ぷよになるとは限らず倍率は盤面の状況によって変動するものの、スキル:ワイルド化を使うよりも上回ると予想されます。
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考察Ph.
デッキの組み方
前回の記事からの繰り返しになりますが、「もっとあやしいクルーク」自体がリーダースキル効果の対象に縛りはありません。かつ、スキル:攻撃力倍化においても同様なため、デッキに組み込みやすいカードです。スキル:プリズム砲などと組み合わせても良いカードではあります*3が、今回は同時消し/分離消しでダメージを出すことを考えます。
その場合、優先すべきはスキル:ワイルド化 or スキル:属性攻撃倍化(「日向翔陽&影山飛雄」など)とスキル:同時消し係数倍化 です。その後、デッキ内の枠に余裕があるかを見た上で、スキル:条件付き攻撃力倍化やスキル:連撃化、スキル:盾破壊をもつカードを組んでいきます。
赤属性デッキ例
多色デッキ例
「もっとあやしいクルーク」がたいりょくタイプであることから、たいりょくタイプ限定なデッキを組んでみたかったのですが、スキル:盾破壊などの被ダメージ倍化できるカードがまだおらず断念。今後のリリースを追った上で考えてみたいところです。
どれぐらいのダメージが出せそうなのか?
前章で出した倍率(同時消し/分離消し各種)を使ってダメージを算出します。前提条件は下記のとおりです。
- カードのステータス値は、Lv、プースラ、とっくんボードをできる限り上げ切ったものとする
- おうえんデッキによるステータスアップは仮置きした値する
- 敵は、属性盾をもっているものとする
- 敵は、有利/不利属性かどうかは考えず、等倍で考えるものとする
- タワーボーナスは、2.5倍とする
- ギルイベでの特攻カードは、Lv4 を4枚を控えに揃えているものとする
前節のデッキ例:赤属性メインデッキから試算
フルパワー無しの攻撃で8.8億ダメージ、フルパワー有りで13.3億ダメージと試算されました。ギルイベの全盾で有利属性:緑に対して挑むのであれば、更に2倍。
「もっとあやしいクルーク」がネクストぷよをチャンスぷよにしつつ、「蒸気都市のルルー」でもネクストぷよを赤ぷよに変換できれば、フルパワー到達もそこまで難しくないか…。
前節のデッキ例:多色デッキから試算
4分離で23.8億、5分離で38.8億、6分離で57.4億のダメージです。ちなみにフルパワーではありません…*4。この計算結果を見る限りでは、4分離でも十分なダメージを出せるように見えます。
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まとめ
リーダースキル効果でもスキル発動でも無条件に攻撃力を倍化できることから、主属性である赤メインなデッキでも多色デッキでも組み込むことが可能です。連鎖のタネをうまく利用しつつ、攻撃してみましょう。
*1:連鎖のタネの盤面は、uniさんのツイートが大変参考になります
*2:連鎖倍率を10連様まで合計した数値です👇
*3:プリズム砲を撃つ直前の盤面がキレイになるため、倍率が安定するというメリットは出ます。
*4:ついでに言えば、タワーボーナスもカンストでもない。