ぷよクエは、ぷよを消して発生したダメージを相手に与えて倒すゲームです。いかにダメージを増やすか、そのためにスキルをどのように活用するのか等々、色々な人が検証したり考察しています。
本記事では、ダメージ計算に関する記事を私なりに書いてみました。ダメージ計算がどうなっているのかが知りたい、どういったカードを育てればいいのかわからない、といった方向けのきっかけになれたら幸いです。
※本記事は、今後、ぷよクエを考察/検証するための基盤としたいため、他記事に合わせて都度更新します。
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ダメージ計算における各要素
ダメージ計算式
ダメージ計算式は、不思議なことに公式サイトのどこにも掲載されておらず、本当の出処がよく分かりません(少なくとも、私には分かりませんでした)が、Web検索すると当然のごとく出てきます…。
その式自体、厳密に書くとかなり煩雑です。もし、ダメージ計算をこれから把握する型は、まず大まかに下記の式を把握してください。
- ダメージ = (①攻撃力)×(②ぷよの消え方による倍率)×(③連鎖による倍率)
これから順を追って説明していきますが、ダメージを計算するための下地として①攻撃力があり、②ぷよの消え方と③連鎖によって倍率が決まるという仕組みになっています。式を知らなかったとしても、ぷよクエをプレイしていれば感覚的に理解できそうな部分ではあります。以降で①から③それぞれの詳細を掘り下げていきます。これが分かるようになって、デッキの組み方や育成すべきカードを決める手掛かりになると考えられます。
①攻撃力:クエスト開始時
各カードに書かれている「こうげき」の値が攻撃力のベースになります。その値に様々な要素を掛け算していき、攻撃力が決定します。攻撃力の値は、あらかじめ計算することが可能です。
- カードのこうげき値:各カードに記載あり
- タワーボーナス:所属ギルドタワーを参照。最大3.0倍まで
- リーダースキル効果による倍率:各カードに記載あり
- コンビネーションボーナス:「ボーイズ」「ガールズ」など。コンビネーションボーナスが発生したカードのこうげき値を1.2倍にする。
- イベント特効によるボーナス・・・ギルイベではLv.4が1枚で全ステータス15%アップ、2枚で全ステータス15%+15%=30%アップ。
例)攻撃力をあらかじめ計算する
カードのこうげき値:2,000
タワーボーナス:「50%up!」の記述👉1+50% = 1.5倍
リーダースキルによる倍率:自分のリーダーと自ギルドのサポート3.0×4.0=12.0倍
コンビネーションボーナス:あり👉1.2倍
イベント特効:Lv4が2枚、Lv3が2枚👉1+15%×2+10%×2 = 1.5倍
(攻撃力) = 2,000×1.5×12.0×1.2×1.5 = 64,800
この値は、色ぷよを4個消したときのダメージ値と同じ値です。当ブログでは、基礎攻撃力と勝手に呼称しています。以後、当サイトでは動作検証をしていくのですが、正しさを確認するための大変重要な数字になります*1。
①攻撃力:スキルによって倍化
クエスト中にスキルを発動することにより、攻撃力を倍にできます。厳密なプログラム動作の順序があるのかもしれませんが、ダメージを試算する際は纏めて計算しても問題ないと考えられます。なお、スキルの重複可否は、あらかじめ調査が必要です。
- 攻撃力を倍にする
- 条件付きで攻撃力を倍にする
- 連撃化する 、etc
例)下記のスキルを発動した
攻撃力を3.0倍にするスキル
○属性を含む攻撃で、4.0倍にするスキル
3連撃にする→実質3倍
64,800×3.0×4.0×3 = 2,332,800
②ぷよの消え方による倍率
ぷよの消し方によって変動する部分です。つまり、各プレイヤーの実力がこの部分に現れ、ダメージに差が出ます。この部分をもう少し詳細な式で書くと、下記の通りです。この式は各属性ごとに用意されます。
- 同時に消したぷよの数:たくさん消すと倍率が上昇します。盤面のぷよの総数である48が最大。4個消しでは倍率を得られない。色の区別なく消した数である点に注意。おじゃまぷよとプリズムボールを消した数も含む。ハートBOX消しは含まない。
- 同時消し係数:通常は固定値:0.15。童話シリーズ等のスキルで倍化可能。ただし、ラフィソルのような盤面変換させるスキルを発動してぷよ消しが発生した場合、童話シリーズなどのスキルは無視されて固定値:0.30で計算。
- 分離数:対象の色を繋げずに消した箇所の数。スキル:ワイルド化を使った場合、同時に消した他色も自色の分離数として加算。
- プリズムボールを消した数:その名の通り。単純比例。
※同時消し係数に関する解説は、下記ページでも掲載しております。
例)
同時に消したぷよの数:9個
同時消し係数:4倍にするスキルを使っている→0.15×4 = 0.60
分離消しの数:2
プリズムボールを消した数:4個
{1+(9-4)×0.60}×2+4×3
= 8+12
= 20倍
③連鎖による倍率
そのぷよ消しが何連鎖目で起きたかにより倍率が変わります。ぷよクエでは、(各カードの攻撃力)×(ぷよの消え方による倍率)を連鎖ごとに計算して、最後に合算します。なお、連鎖による倍率(以下、連鎖倍率)は各連鎖数で値が設定されています*2。
- 1連鎖目では、(カードの攻撃力)×(ぷよ消しによる倍率)×1.0
- 2連鎖目では、(カードの攻撃力)×(ぷよ消しによる倍率)×1.4
- 3連鎖目では、(カードの攻撃力)×(ぷよ消しによる倍率)×1.7
連鎖倍率に関する表はこちら👇
※4連鎖以降の連鎖倍率は、0.20ずつ増えていきます。
例)
カードの攻撃力:2,332,800
1連鎖目のぷよ消しによる倍率:20倍
4連鎖目のぷよ消しによる倍率 :3倍
2,332,800×20×1.0+2,332,800×3×2.0 = 60,652,800
※連鎖倍率に関する話題は、「あんどうりんご」の解説ページにも記載しています👇
ダメージ計算におけるその他の要素
デッキのダメージ計算は以上ですが、その値がダメージとして相手に受け取られる前に、更に倍になったり減少したりします。下記はその例の一部です。
- 状態異常:怯え/怒りは2倍、脱力は2.5倍、麻痺は1撃目のみ3倍。
- 属性盾:対象の属性に対するダメージが減少。(ギルイベでは、100分の1になるのが常か)
- 通常攻撃無効・・・ステージ効果によるもの。スキル発動中のぷよ消しで発生したダメージや「魔人」シリーズのような追加攻撃が有効扱い。それ以外は無効(ダメージ0)。
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どんなカードを育てればいいのかを考えてみる
冒頭より、「ぷよクエは、ぷよを消して相手にダメージを与えて倒す」ゲームであり、上記のダメージ計算のしくみを考慮すると、下記のような役割を持つカードを育て、ないものは各種ガチャで補っていくことになります。
こうげき値を大きく倍にするようなリーダースキルをもつカード
- ★7ぷよフェス
- 蒸気都市シリーズ
- etc..
ダメージを倍にするスキル
2020年11月には新しい要素:アビリティも追加されました。
ダメージの次に考えること
ダメージとは直接関係のないスキル
この次に考えないといけないのが、相手の状況によってカードを変更する必要があることです。大ダメージを与える前に、キャラが倒されてデッキが崩れてしまったら意味がありません。それを防ぐ手段の例は、下記の通りです。
- ターンプラス:相手のターンを増やすことで、相手に攻撃させず、その隙にスキルを溜める。ただし、相手が遅延盾をもっている場合、無効。
- タフネス:相手から強烈な攻撃を受けても、体力の残数1で耐える。ただし、相手がタフネス貫通攻撃だった場合、耐えられない。
- 敵攻撃力低下:敵の攻撃力を低下させて、受けるダメージを減らす。
- 反射:敵からの攻撃を跳ね返して攻撃する。
- 属性盾、バリア:被ダメージを軽減する。バリアは、無属性攻撃に対しても有効である。
- etc..
これらのカードをうまく利用してデッキを構築する必要があります。そのため、常に最高の倍率が使えるとは限らず、倍率を落としてでも妥協しないといけないこともあるかもしれません。
更新履歴
- 2023/04/24:ダメージの次に考えること、加筆。
- 2020/12/08:文言修正、リンク貼り直し、一部加筆。
- 2020/03/15:「基礎攻撃力」の文言を追加。
- 2019/10/05:新規作成